八千代町、石下町(現:常総市)、千代川村(現:下妻市と合併)の結城郡3町村による共同処理を行っておりました旧施設は、昭和52年11月から、乾式し尿処理機、日量40キロリットルの処理能力で稼働してきました。
しかし、生活様式の変化に伴う自家処理世帯の減少、処理施設利用者急増による処理能力の限界、また、乾式処理機の老朽化による機能の低下、及び燃料価格等の急騰によるランニングコストの高騰等により、各町村の財政負担はかさむ一方となってきたため、規模拡大による、より近代的衛生的そして経済的な新施設の建設が、緊急かつ重要課題とされてきました。
こうした中、昭和57年6月に下妻市が組合に加入したことを期に、同年9月に4市町村の共同により、新施設〈IZジェットエアレーションシステム〉の建設に着工し、昭和59年11月に完成、供用開始となりました。
また、この新施設は高度処理の採用により、国県の環境基準を十分達成できる、衛生的で安全性の高い機能を持った方式であり、外観上も従来の処理施設のイメージを一新させ、生活環境及び公衆衛生の維持向上に大きく貢献するものです。
○建設概要 | |
名 称 | 城山公苑 |
所在地 | 茨城県常総市馬場364番地 |
敷地面積 | 31,876.22㎡ |
着 工 | 昭和57年 9月 |
竣 工 | 昭和59年11月 |
処理能力 | 130㎘/日 |
処理方式 | 高負荷脱窒素処理方式(IZジェットエアレーションシステム) |
総事業費 | 1,888,984千円 |
設計施行 | アタカ工業株式会社(現:アタカ大機株式会社) |
○主要施設 | |
し尿処理施設 | 鉄筋コンクリート造及び鉄骨造 地上2階
建築面積 1,605㎡ 延床面積 1,868.13㎡ |
野球場 | 約 7,850㎡ |
地元集会所 | 1棟 |